20代を無難に生きるな  書評

20代を無難に生きるな
~人生の基礎をつくる「はじまり」の10年間。停滞するか、上に登るか~

 20代は人生の基礎をつくる「はじまり」の10年間。
20代は人生の始まりにも関わらず、焦りや不安を感じる不思議な期間。


どのように考え、どのように行動するかで今後の人生が決まる。


“「20代のうちは、そんなに難しいテクニックはいらない。それよりも太く、しなやかで、折れない自分の在り方をつくることのほうが、よっぽど後々の役に立つ。」“


世間や会社からは、新人または半人前として扱われ、理不尽に打ちのめされることもある。だからといって周りに合わせてうまく生きていこうということではない。人生を構成する要素に対してどう向き合うのか、基本的な姿勢が形成される20代。


“その20代という大切な期間を、無難に生きてほしくないのだ。周りに流されて、逃げてほしくないのだ。「あの時もっと行動を起こしておけば」と後悔してほしくないのだ。“・・・

20代どう歩んでいけばいいかわからない、将来が漠然としている人におすすめの本です。

この本の著者・・・永松茂久
株式会社人材育成JAPAN 代表取締役
ミリオンセラー著者(累計210万部)
永松塾主宰
この本のほかに・・・「人は話し方が9割」
          「人生に迷ったら知覧に行け」
          「心の壁の壊し方」などを執筆

本書の構成
1章 20代はもっと尖れ
2章 20代のうちに“いい人”は卒業しなさい
3章 必ず伸びる20代の学び方
4章 20代で身に付けておきたい「人から可愛がられる力」
終章 20代を無難に生きるな

20代のうちから周りに流されて生きるな

「大衆は常に間違う」そもそも「常識」とはあくまで、大衆が自分たちの意見を肯定するために生み出した便利な言葉である

社会の常識(ぼくの母親がよく言っていることを書いてみた)

  • 新聞を読みなさい
  • ゲームばかりしていると頭が悪くなるよ
  • 学生が投資なんかするもんじゃない
  • 公務員になれば安泰なのにね
  • youtuberとかにはなるんじゃないよ などなど

こういうことを言う人が悪いのではなくて、これをそのまま鵜呑みにすることがよくない。常に自分の頭で考え、疑いを持つ。違うと思ったら切り捨てるくらいの勇気が必要だと著者は言います。

20代、たまには自分の都合で生きてみる

右にならえだけを求められる世界から、そろそろ自由になってみないか?我慢して後悔するのが一番もったいない

特技は何ですか?周りからはどういう人に思われていますか?
就活の面接でそう聞かれた。

ぼく・・・周りの人と信頼関係を築けるところです。友人からは、悩みや相談も受けるので信頼されていると思います。・・・

周りに合わせて生きる。波風立たない穏やかな生き方な気がする。

悪くない。・・・


でも、自分の都合はどこへ行ったんだろう?


友人ももちろん大切。でもやっぱり一番大切にしないといけないのは自分だと気づく。
人を合わせさせるくらいの勢いで生きていった方が楽しい生活が送れるかもしれない。

20代のうちにいろいろな人の在り方を学ぶ


心が折れることは悪いことじゃない。大事なのは立ち上がるスピードを速くしていくこと。

「うまくいっている人の心の在り方を知る」こと。


成功者に学び、様々な人の心を理解することで自分のスタンスが見えてくる。

20代のうちに「人生の師」を最低でも一人は見つけよ

伸びる人、やがて社会に出て頭角を現す人は全てといっていいほど、一流の師を持っている。


あなたには人生の師と呼べる人がいるだろうか?ここで大事なのは、人生の師とはすぐに答えをくれる存在ではないということ。自分の成長を見守ってくれる存在、本当に折れそうになった時ヒントをくれる存在のことを言う。この存在が自分の未来を明るいものにしてくれる。

20代、いい目をして生きていけ


著者がこの本で一番伝えたいこと、それは

20代、あなたはもっと自由に、もっと欲張った方がいい。

ということ。
人生の基礎を作る10年間。いくらでも未来を自由に描ける10年間。自分のやりたいこと、作りたい未来が大きければ大きいほど人生が広がる。
もっと自由に、失敗しても若いから・・・が通用する特権を活かして挑戦していこう。

やり直しはいくらでもきく。

最後に

あきらめるな。流される生き方を選ぶな。

人生で一度しかない20代を無難に生きるな。

「こうなったら自分はこう動く」

「これは必ず守る」

20代のうちに、しっかりとした自分の芯をつくれ。

迷える20代に道を示してくれる本。

どう生きるか、どう学ぶか、本質的なことを教えてくれた。

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